辻 二郎 on Instagram: "「ウォーミングアップではなく、ニューロ・プライミング。」 投げる神経を目覚めさせる。 コイリングコアを中心としたキャッチボール前の神経起動ドリルを紹介しています。 ケトルダンベルを使って腹斜筋のテンションを保ったままスクワットやランジを行い、さらに後方からチューブを引き、コイリング姿勢のまま胸郭を刺激。投球動作に必要な回旋力・固有感覚・モーターコントロールを事前に同期させます。 🧠 神経学的メカニズム ⚙️ モーターコントロールのスイッチを入れる ケトルダンベルで腹斜筋の張力を維持しながら下肢を動かすことで、外腹斜筋—内腹斜筋—広背筋—大殿筋の対角連鎖（cross-body chain）が活性化。脊髄レベルで予測的姿勢制御（feedforward control）が再構築され、投球前に「力を出す準備」ではなく「動作を選ぶ準備」が整います。 このとき、小脳—運動前野—頭頂連合野が連携し、投球動作で必要な回旋と安定の神経パターン（motor pattern）を即座に立ち上げます。 🌀 チューブ抵抗による胸郭刺激 後方からチューブを引くことで、胸郭

辻 二郎 on Instagram: "『目で回す。身体で解く。』 視覚と神経がリンクする瞬間。 「コイリングコアの動き」を、ランドマイントレーニングで再現しています。一見ただの回旋トレーニングに見えますが、この動きの本質は“視覚・神経・運動”の統合にあります。 コイリング動作では、視線の方向と身体の回旋ベクトルが一致することで、前庭系（平衡感覚）と固有感覚（身体位置感覚）が同期します。この瞬間、脳幹〜小脳〜大脳皮質を結ぶ経路で、視覚入力 → 姿勢制御 → 運動出力という神経ループが形成されます。 ランドマインを用いることで、このベクトルに“抵抗”と“方向性”が加わり、「見る方向へ力を伝える」神経運動パターンを再学習します。つまり、視線と力のベクトルを一致させるという、野球におけるピッチング・バッティングの根幹的メカニズムを再現しているのです。 投球でいえば、視覚が捕手方向へ情報を送る瞬間、体幹のコイル（回旋トルク）が視覚軸に沿って解放されることで、“見る”と“投げる”が一体化する神経運動構造が完成します。 🧠神経学的メカニズム 視覚情報はまず外側膝状体（LGN）を経由して一次視覚野